この度、第69回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会をお世話させていただくことになりました、近畿大学医学部附属病院 病院長、呼吸器・アレルギー内科 教授の東田　有智でございます。平成29年11月8日（水）および9日（木）の2日間、大阪国際会議場にて開催させていただきます。この伝統ある本学会を担当させて頂くことになり、理事長はじめ役員の先生方ならびに会員の先生方に心より感謝申し上げます。本学会総会および学術講演会を近畿大学が担当するのは、私の恩師であり近畿大学名誉教授である中島重徳先生が第48回の本学会を主催されて以来のことになります。現在教室員および同門会員一同鋭意準備中でございます。
　今回の学会でのテーマは「これからの気管食道科学　ー疾患の横断的取り組みー」とさせていただきました。日本気管食道科学会は我が国において非常に歴史ある学会の一つですが、現在、新専門医制度がスタートします。我々本学会員は学会の存在を若手医師にアピールしなければならないと思います。そこで今回のテーマのように本学会の原点に戻って本学会の強みを誇示したいと思います。すなわち、各シンポジウムおよびワークショップ等において食道外科、耳鼻咽喉科、呼吸器内科が中心となり、そこに消化器内科、小児科、口腔外科等の医師をまじえた形で討論出来ればと考えております。そこにco-medical staffも加わればなお充実したものになるのではないかと思います。
　大阪は食文化の最もすばらしい土地ですし、ユニバーサルスタジオジャパンにも足をお運びいただき、一刻の余暇をお楽しみいただければと思います。
　 本会開催まで先生方には御指導、ご協力いただかねばなりません。ご参加いただいた先生方に有益な学術講演会になるよう企画しておりますので、多数の先生方にご参加いただきますようお願い申し上げます。